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私が中島みゆき に本格的に接するようになったのは、ごく最近のことだ。初めて手に取ったアルバムは『親愛なる者へ 』。彼女の心の奥底から響かせるような歌は、私の心を真っすぐに捉えた。斬新な音楽ではないかもしれないけれど、私にとっては、「歌」というものの力を本当に感じさせてくれる、数少ない日本人ミュージシャンだといえる。
こうしてアルバムを並べてみると、赤と黒が多いことに気付く。赤は血の色。黒は、たぶんものすごく濃い赤なのではないだろうか。中島みゆき は、人間の奥底を流れている「血」の部分に直接触れることのできる、希有な存在なのだと思うのである。
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